UV-DTFプリンターは、UV硬化インクと転写フィルムを用いることで、従来の印刷方式では難しかった素材への印刷を可能にする、最新の印刷技術です。金属、プラスチック、ガラス、木材など、あらゆる素材に高精細かつ高耐久な印刷を実現できます。
少量多品種の印刷から大量生産にも対応でき、オリジナルグッズ作成やノベルティ制作など、幅広い用途で活用されています。
本ページでは、UV-DTFプリントの仕組みやメリット、活用事例、そして当社が提供する高性能UV-DTFプリンターをご紹介します。
UV-DTF(UV Direct Transfer Film)プリントは、UV(紫外線)硬化インクを用いてデザインを転写フィルムに印刷し、対象物に転写する印刷方式です。UV(紫外線)硬化インクは、紫外線照射によって瞬時に硬化し、高い耐水性・耐摩耗性・耐光性を有します。このため、UV-DTFプリントは、従来のUV硬化インクジェットプリントの鮮やかで高精細な画質に加え、転写フィルムの優れた粘着性とトップコートによる耐久性、そして自由度の高い施工性を兼ね備えた、新しい印刷技術です。UVDTFは、UVデカール、UV転写シートなどとも呼ばれます。
擦って貼るだけ!
シール感覚の印刷方法
幅広いメディアに対応
曲面にも印刷可能
優れた粘着性+トップコート
で印刷面も長持ちキレイ!
小ロットから大ロットまで
費用対効果が高い
UV-DTFプリントは、金属、プラスチック、ガラス、木材など、あらゆる素材に高精細かつ高耐久な印刷を実現できます。
ボトル
ランチボックス
コンパクトミラー
コインケース
傘
UV-DTFプリンターは、転写フィルムにカラーインク層、次に白色インク層を紫外線硬化インクで印刷。そして、印刷面を保護するためにトップコート層を重ねます。印刷された転写フィルムを対象物に貼り付け、圧力を加えてしっかりと密着させます。その後、保護フィルムを剥がすと、デザインが対象物に転写されます。
1.フィルム印刷
2.脱脂・仮当て
3.台紙を剥がす
4.しっかり擦って貼付
5.保護フィルムを剥がす
UV-DTFプリントは、他の印刷方式と比べて、どのような点が優れているのでしょうか?ここでは、UV硬化インクジェット印刷、昇華転写印刷、パッド印刷と比較してみましょう。
UV-DTF印刷 | UV硬化インクジェット印刷 | 昇華転写印刷 | パッド印刷 | |
---|---|---|---|---|
版下 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要 |
複数面付け | ◎治具不要 | △治具必要 | ◎治具不要 | ✕ |
曲面印刷 | 360度印刷可能 | 専用の治具が必要 | 360度印刷可能 | 狭い範囲で可能 |
対応メディア | アクリル・金属・合皮など | アクリル・金属・合皮など | 専用商材のみ | 樹脂・金属・ガラスなど |
フルカラー印刷 | フルカラー | フルカラー | フルカラー | 単色向き |
定着性 | ◯ | ◯ | ◎ | △ |
作業工程 | フィルム印刷→貼付 | メディアに直接印刷 | 転写紙印刷→熱転写 | 製版→パッド印刷→乾燥 |
UV-DTFプリントは、昇華転写印刷やパッド印刷よりも幅広い素材に対応しています。また、耐久性も非常に高く、曲面への印刷にも最適です。さらに、小ロットからのオンデマンド印刷に対応しており、コストパフォーマンスにも優れています。
当社では、高性能かつ安定性に優れたNOCAI社製のUV-DTFプリンター「NC-UVDTF60」と「NC-UVDTF60-PLUS」を取り扱っております。これらのプリンターは、600mm幅の印刷に対応し、雑貨やグッズビジネスの効率化、生産性向上に貢献します。
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UVDTF(UV Direct to Film)は、UV硬化型インクを使ってデザインを専用フィルムに印刷し、そのフィルムを金属やガラス、プラスチックなどの硬質素材に転写する技術です。フィルムを剥がすだけで簡単に転写でき、耐久性が高いのが特徴です。
UVDTFとDTFはどちらも「Direct to Film」技術ですが、その用途と使用するインク、硬化方法が異なります。
UVDTF(UV Direct to Film): 主に硬質素材(金属、ガラス、プラスチックなど)への転写に適しています。UV硬化型インクを使用し、UVランプで硬化させるため、インクが硬く耐久性に優れています。
DTF(Direct to Film): 主に布製品や繊維素材(Tシャツ、パーカーなど)への転写に適しています。水性顔料インクを使用し、パウダー糊と熱プレスで定着させるため、柔軟性があり、洗濯にも耐えられます。
UVDTFは、UVデカール、UV転写シートなどとも呼ばれます。
金属、ガラス、プラスチック(ABS、PVC、アクリルなど)、木材、セラミック、革製品、シリコンなど、幅広い硬質素材に転写可能です。タンブラー、スマホケース、キーホルダー、名入れペン、化粧品容器など、多種多様な製品に利用できます。
はい、タンブラーやボトルなど、緩やかな曲面であれば綺麗に転写できます。ただし、球体のような極端な曲面や、激しい凹凸のある表面への転写は難しい場合があります。
透明な素材に貼る場合、デザインの下に白インクを印刷することで色が鮮やかに発色します。白インクを使用しない場合は、デザイン部分が半透明になり、素材の色が透けて見えるような仕上がりになります。
ロゴ、文字、イラスト、写真、QRコードなど、フルカラーの様々なデザインに適しています。特に、複雑な多色デザインや細かなディテール表現が必要な場合に効果的です。グラデーションや半透明な表現も可能です。
はい、UVDTF印刷では白インクを効果的に使用できます。透明な素材や濃色の素材に印刷する場合、デザインの下地に白インクを引くことで、デザインの色を鮮やかに表現し、素材の色に影響されにくくすることができます。白インクのみでの印刷も可能です。
はい、メタリック(金、銀など)な特殊インクやフィルムを使用した表現が可能です。これにより、より高級感のある、目を引くデザインを作成できます。弊社でも金銀フィルム対応の機種を販売しております。
UV-DTFプリンター Nocai 金銀フィルム対応
UV硬化型インクを使用しているため、耐水性、耐摩擦性、耐UV性に優れており、高い耐久性を持ちます。適切に施工されれば、数年間の耐久性が期待できます。
はい、UVDTF転写は耐UV性や耐水性に優れているため、屋外での使用にも適しています。看板や屋外設置の機器などにも利用可能です。
多くの場合、食洗機に対応していますが、素材やインクの種類、食洗機の洗浄条件によっては耐久性が異なります。手洗いの方がより長持ちさせられることが多いです。
UVDTF転写はUV硬化型インクを使用しているため、従来の印刷に比べて色落ちや色褪せに非常に強く、長期間にわたって鮮やかな色合いを保ちます。
使用頻度や環境によりますが、適切に施工され、通常の使用環境であれば、数年間の耐久性が期待できます。
UV-DTFプリンターは、転写フィルムにカラーインク層、次に白色インク層を紫外線硬化インクで印刷。そして、印刷面を保護するためにトップコート層を重ねます。印刷された転写フィルムを対象物に貼り付け、圧力を加えてしっかりと密着させます。その後、保護フィルムを剥がすと、デザインが対象物に転写されます。
1.フィルム印刷
2.脱脂・仮当て
3.台紙を剥がす
4.しっかり擦って貼付
5.保護フィルムを剥がす
一度貼り付けてしまったUVDTF転写を綺麗に剥がしてやり直すのは非常に困難です。強力に接着されるため、無理に剥がそうとすると素材を傷つけたり、糊の跡が残ったりする可能性が高いです
UVDTF転写はフィルムに印刷したデザインを転写するため、インクが届きにくい凹凸のある表面や複雑な形状の製品に対応しやすいです。UVプリンター直刷りはプリンターで直接製品にインクを印刷し、平らな表面やプリンターにセットできる形状の製品に適しています。
はい、版代などの初期費用がかからず、1枚からでも比較的低コストで制作できるため、試作品制作や限定品の販売など、少量多品種のニーズに柔軟に対応できます。