従来品と変わらない高い耐久性はそのままに、独自開発した日本製インクにより、DTFプリンター特有の低温・低湿環境下での吐出不良を解消し、長時間安定した高品質プリントの出力を実現しました。
「プリント耐洗濯性・洗濯及び摩擦堅ろう度」の試験結果
1日の稼働に掛かるメンテナンス時間の比較
「従来品と新日本製インク」の白さの比較
「室温乾燥時間」と「再溶解性」のインク性能比較
サンプル/実機の見学やWebミーティングについてはお気軽にお問合せ下さい。
一般的なDTFプリンターで使用するインクは、樹脂成分を多く含んでいるため、樹脂の質や量によって、ヘッドが詰まるリスクが高くなり、他のプリンターインクとは異なって、バンディングが発生しやすいという特徴があります。
バンディングの発生頻度が高くなれば、ヘッドクリーニングのメンテナンス回数が増え、生産性に影響します。また、ヘッドクリーニングでも吐出不良が改善しない場合には、ヘッド交換となり、発生頻度によっては大きなコストになってしまいます。
そして、インクのヘッド詰まりによるバンディングが最も発生する季節は、気温や湿度の低下する秋・冬です。
当社では、日本の秋冬を再現した、低温(10℃)低湿(10%)の専門試験室で、約2週間にわたり、「日本製真空パウチインク(TransJet)」と「海外製ボトルインク」を使った、DTFインク試験を行いました。
DTFインクの中には樹脂が入っています。この樹脂に熱で溶けるバインダーのパウダーが付きます。そのため樹脂が多ければインクは付きやすくなり転写の貼りつきの強さにも影響がでますが、樹脂の質や量によってヘッドが詰まるリスクが高くなります。「日本製真空パウチインク(Trans Jet)」では、インクの中に含まれる成分を適切に管理しています。
インクは徐々に劣化していくため製造月や、保管環境は適切に管理をする必要があり、インクの製造された月がわからないメーカーのインクは、どこかで問題が発生するリスクがあります。
特に、輸入してきたインクの場合、保管期間や出荷日が不明な場合があり、さらに船舶輸送時の過酷な環境を経て輸入されてくることもあるため、問題が発生するリスクは高まります。「日本製真空パウチインク(Trans Jet)」は、製造月や保管環境も管理されているため、上記のようなリスクは低下いたします。
真空パック化の重要性は「空気に触れさせないことで劣化を防ぐ」だけではなく、下記の4つのポイントがあります。
①攪拌での泡の発生を防ぐ
DTFインクは、中に含まれる成分が沈殿してしまうため、定期的に攪拌する必要があります。攪拌するときに泡立ってしまうと、その泡が原因でフィルターの種類によって詰まったりしますが、真空パック化していれば、激しく振っても泡立つことありません。
②酸素の溶け込みを防ぐ
DTFインクが空気に触れていると、気温の低下でインクの中に酸素が溶け込んでしまいます。この溶け込んだ酸素が気温の上昇と共に気泡になってしまい、これがヘッドに詰まって印刷不良の原因になります。
真空パック化すれば、酸素の溶け込みを防ぐことができます。
③水分の蒸発を防ぐ
空気に触れていれば環境の影響を受け、インク中の水分は蒸発していきます。
この水分が蒸発することで、インクの濃度が変わって流動性が悪くなり、ヘッドへの影響が出てきます。
真空パック化すれば、水分の蒸発を防ぐことができます。
④湿度の影響を防ぐ
湿度によってインクの中に含まれる樹脂が、インクから分離してしまうことがあります。
この分離によって樹脂がヘッドの詰まりに大きく影響しますが、真空パック化していれば湿度の影響を防ぐことができます。
「インク製造時にきちんと品質管理されているか」「インクごとの成分が正しいか」は輸入インクではわからないこともあります。
実際に当社が、海外製インクを成分分析すると、ロットによって水分量が変わっていることもありました。
おそらくインクの水分が蒸発したことによる影響と思われますが、真空パック化していれば、品質の変化を防ぐことができます。
「日本製真空パウチインク」をお試しください。
TransJet以外(他社製品)のDTFプリンタでも使用できる、パウチインクの切り替えキットです。
自社開発の日本製インク使用にて、
DTFプリンター特有の低温・低湿環境下での吐出不良を解消し、長時間安定した高品質プリントを実現します。