Trans Jetメールマガジン 2023年11/24号 〜白インクのはみ出し・ズレについて〜
近頃寒い日が続いていますが、体調を崩さぬよう皆様もご自愛いただき、
DTFプリンターの温度&湿度調整もお忘れなく!
今回のメルマガは、白インクのはみ出しやズレが発生した際の改善方法についてです。
【DTTS-600】
白版の印刷ズレについて
出力した同じマークの中で方向が定まらない白の印刷ズレ・はみ出しは原稿に問題がある場合があります。
特に細い線や小さな文字を出力する際に多く起きるトラブルです。
▲上600dpi、下300dpi
「ColorRIP」の白版の自動生成は完全に透明でないピクセルに対して白を打ちます。
半透明のピクセルの面積が増えると、意図しない箇所に白が打たれることがあります。(緑のピクセル部分)
白が打たれてしまうピクセルは解像度により大幅に変わってきますので、
IllustratorからPNGを書き出す際には「アンチエイリアス」を切り、特に細い線や小さな文字を出力する場合は高解像度の原稿を用意してください。
高解像度の原稿に対して「WhiteShrink」の設定値を上げていくことにより、白がズレてプリントされることを改善できます。
白版をスポットカラーで出力する
「WhiteShrink」で解決できない場合には、photoshopで任意に作成した白版をスポットカラーとして保存し出力することができます。
▼photoshopでの白版の作成方法
透明以外を選択>選択範囲を縮小>スポットカラーで保存しTIFFで保存してください
▼「ColorRIP」から出力する
「white ink setting」を「alpha channel」にして
「WhiteShrink」のチェックをはずしてください
【DTTS-302】
上記の解像度や原稿データの作成方法については、302も同様です。
それでも白インクのはみ出しが発生してしまう場合には、PrintFactory RIPでシュリンクの値を「マイナス」にして調整します。
反対に、データ周りにフチを付けたい場合は値を大きくして調整します。
その他、Trans Jetに関する困りごとや不明点がございましたら
お気軽に弊社担当者へご連絡ください。
どうぞよろしくお願い致します。
<保守対応について>
TransJetの詳しいメンテナンス方法など、弊社スタッフによるレクチャーを随時承っております。
お困りの点がございましたらぜひ一度ご相談ください。
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